徒然なる日々のそんな話
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…一人にしないで…
消えそうなか細い声で、キミが言った。
もう、一人はいやなんだ…
数歩先を行くあたしの足が止まる。
一人は耐えられないよ…
ぽろぽろと零れる、まるで独り言のような悲しみを。
あたしは一体どんな顔で聞いていたんだろう。
…なんで…そんなコトを言うの?
笑い合える友人が居るじゃない。
肩を並べられる友人が居るじゃない。
決して一人ではないはずなのに。
キミは独りと言う。
あたしと同じ、どこか頑ななココロを抱くキミの口から。
初めて紡ぎ出される、悲しみの歌。
…一人にしないで、一緒に居て。
どうして、あたしに願うの?
あたしは何も出来ない。
キミの力になることも、支えになることも、側に居ることすらも。
何ひとつ、まともに出来やしないのに。
どうして、あたしを求めるの?
何ひとつ、あたし自身のコトすら解ってないのに。
それでも、何故だろう。
繰り返される歌を聴きながら。
あたしはキミの前に跪く。
大丈夫だよ。
そんなコトバが口を突いた。
何故だろう、何ひとつ答えを見つけられなかった、あたしのココロが…
たったひとつ、答えを手に入れた。
たったひとつ、決めた。
初めて約束する。
初めて誓う。
自分以外の「誰か」に。
…もしかするとあたし自身が望みながら、知らなかった振りをしていただけなのかもしれない。
それくらい、穏やかによどみなく。
居るよ。キミの、側に。
だから、悲しまないで。
驚いたように上がったキミの顔。
しばらくして。
涙で濡れたキミがようやく笑った。
…行こう。一緒に。
…行こう。共に在るために。
消えそうなか細い声で、キミが言った。
もう、一人はいやなんだ…
数歩先を行くあたしの足が止まる。
一人は耐えられないよ…
ぽろぽろと零れる、まるで独り言のような悲しみを。
あたしは一体どんな顔で聞いていたんだろう。
…なんで…そんなコトを言うの?
笑い合える友人が居るじゃない。
肩を並べられる友人が居るじゃない。
決して一人ではないはずなのに。
キミは独りと言う。
あたしと同じ、どこか頑ななココロを抱くキミの口から。
初めて紡ぎ出される、悲しみの歌。
…一人にしないで、一緒に居て。
どうして、あたしに願うの?
あたしは何も出来ない。
キミの力になることも、支えになることも、側に居ることすらも。
何ひとつ、まともに出来やしないのに。
どうして、あたしを求めるの?
何ひとつ、あたし自身のコトすら解ってないのに。
それでも、何故だろう。
繰り返される歌を聴きながら。
あたしはキミの前に跪く。
大丈夫だよ。
そんなコトバが口を突いた。
何故だろう、何ひとつ答えを見つけられなかった、あたしのココロが…
たったひとつ、答えを手に入れた。
たったひとつ、決めた。
初めて約束する。
初めて誓う。
自分以外の「誰か」に。
…もしかするとあたし自身が望みながら、知らなかった振りをしていただけなのかもしれない。
それくらい、穏やかによどみなく。
居るよ。キミの、側に。
だから、悲しまないで。
驚いたように上がったキミの顔。
しばらくして。
涙で濡れたキミがようやく笑った。
…行こう。一緒に。
…行こう。共に在るために。
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